昼夜が逆転した生活

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1 転職だらけの数年間
2 「生きていくために」夜働く人たち
3 「問題がある人」の本来の姿

転職だらけの数年間

沢山検査して、結局「治らない」と割り切ってしまいました。
それでも、やりたいことは諦めず、発作をこらえながら面接に行き仕事をもらい、軌道に乗った頃に退職と、何度も何度も転職を繰り返しながら、どん底のままなんとか暮らしてきました。
周りにも沢山迷惑をかけ、辛く情けない日々は続きます。

昼夜逆転していた時期は、電車にも乗れないし、近くの飲食店で夜間に働き、夜中や明け方にふらふらと帰ってくる生活は心身共に限界で、昔からの知り合いも去り、付き合う人もがらりと変わっていきました。

しかしそんな時でも、自分の周りに居てくれた人や、会いたいと言ってくれた人もいて、この時期に 「本当の人間関係」や「世の中の現実」に気づけたので、今の私にとっては当時が懐かしく大事な時期になっています。

「生きていくために」夜働く人たち

夜に働くと、社会に馴染めない人と沢山出会います。
学校に行けない若者、コミュニケーションが苦手で挨拶も難しい人、家族と縁を切ってしまった孤独な大人、両親とも自殺してしまった友人もいました。

攻撃的な人もいて、私自身もいじめられたり、けなされたり、日常的にそのようなことがありましたが、従わず逆らい続けました。

はじめはとても攻撃的な人も、その「攻撃」には「自分を守りたい」「これ以上傷つきたくない」「認められたい」という切実な思いがあるのです。
何度もぶつかり合ううちに、「いつも一緒にいる友人」になった人もいます。
その友人も病名が多数あり、「パニック障害」も含まれていたので、二人で同じ職場に転職し、「各駅停車」を何度も乗り継ぎながら、何時間もかけて、励ましあいながら職場に通勤したこともあります。

「問題がある人」の本来の姿

世の中が言う「問題がある人」には、みんな事情があり、自分でどうすることもできずに大人になってしまっただけなのだと分かりました。
見た目は近寄りがたい人も、実はとても「優しい」し、私のことも随分助けてくれたことを今でもよく思い出します。

今の自分が穏やかな気持ちでいられるのは、「どんなに攻撃的な人でも、弱くて、寂しくて、行動や言動に事情がある」とわかったからかもしれません。
嫌なことがあっても、「相手も何か嫌なことがあったのかも」「何か事情があるんだろうな」と思うと、怒りや悲しみから離れることができるようになりました。

誰かに対して「偏見を持っている」ことがあれば、すこしだけでも相手の「事情」を想ってあげてください。
どんなに憎らしい人でも、こちらからは見えない「事情」があります。
相手を許すのはとても難しいことですが、ぶつかってくる人ほど「わかってほしい」「受け入れてほしい」と思っているものです。


 

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